決断力をつける訓練 決められる人になろう!
私の友人に決められない人がいます。
彼女は24歳の時に当時の彼と結婚することになり、両親に「彼にあって欲しい」と伝えました。彼女の両親はもちろん承諾し、日にちを決めました。
ところが彼女はそれから10年が経とうとする今も彼とはもちろん、誰とも結婚せずにいます。
両親に反対されたのです。
彼が来る予定だった数日前のある日、友人はお母さんから「彼はどんな人なの?」と質問されたそうです。
彼女は、彼の職業や住んでいる場所、御両親の話などを話しました。すると、彼女の両親は揃って結婚を反対したのです。理由は娘を思っての事だったのですが、1番に祝福してほしい両親に結婚を反対された彼女の気持ちを思うと胸が痛いです。
それから、両親が結婚について話してくることはなくなったそうです。
それからの彼女は、しばらくは結婚を反対する両親に怒って「反対されてでも結婚する!」と言っていました。ですが、実際にはどうするべきか決められず、結局その彼と10年経った今も悩みながら付き合っています。
その間には、彼と結婚するのか、別れるべきなのかという悩みを何度となく聞きました。彼と付き合いながらも婚活パーティーにも行っていたようです。
でも、結婚するのか、別れるのか、結婚をせずに一緒にいるのか、最終的に決めることができなかったのです。誰がどんなアドバイスをしようと、最後に決めるのは自分です。彼女は決めることができずに10年を過ごしました。
悩みながらの10年を過ごすよりも、すぐに決められる人になって、自分で決断した道をしっかり歩んでいく方が人生は何倍も楽しいはずです。
けれど、人生において重要な決断であればあるほどなかなか決めることが出来ないのも事実です。決断力のある人、大事なことを決めなければならない重要なポストにある人はどのように決断しているのか。気になるところです。
アップルの設立者のひとりであるスティーブ・ジョブズはいつも同じ服を着ていました。
ジーンズに黒のタートルネックとスニーカーというスタイルは彼を思い浮かべる時に誰もが想像することでしょう。それだけ、彼は徹底して同じ服を着続けました。
彼だけではありません。成功者と呼べる多くの人たちはいつも同じ服を身につけています。
沢山のお金があり、好きなものを買えるはずのになぜいつも同じ服なのか。普通の人であれば不思議になりますよね。でも、彼らは皆、同じ服を着ることについてこのような理由を述べるのです。
決断の数を減らす。そのためにいつも同じ服を着るのだと。
つまり、毎朝なにを着るか悩むために決断するエネルギーを使いたくないのです。
彼らは、決断には多くのエネルギーが必要であることを知っているのです。
たとえ、朝に着る服を選ぶことであったとしても、朝ごはんになにを食べるのか選ぶことであったとしても、その決断によってその後に下さなくてはならない重要な決断に使うべきエネルギーが消費されることを知っています。
そのため、毎朝同じ服を着て、同じ朝食を食べるのです。
成功者の場合は、ビジネスでの決断を最高なものにするために小さな決断を出来るだけしないように努めています。
それでは、私たちの場合はどうでしょう。自分の人生を左右するような決断を最高なものにするために小さな決断を出来るだけしないように努めること。
これが、人生を最高のものにする秘訣なのです。
決断をすることは、自分の人生に責任を持つという事。
自分で決めたのだから誰に文句を言う方もできません。
30歳をすぎると人生を左右するような決断を多くせまられます。なかなかすぐに決断ができない事もありますよね。そんなときに、常に決断ができる自分に整えている事も必要ですね。